Ph.D.取得者の後日談

Ph.D.取得者のその後をてきとうに

不明

定期的に焦燥感というか何かをしようという気になる.

ただ具体的に何をやれば良いのかはわからない.

 

今もそうである.

 

精力的に何かをやれる人は本当に羨ましい.

今はただ時間が過ぎることを待っているだけだ.

 

もっとシンプルに物事を考えよう.

頑張ろうとすることができないが

付き合っていく他ないことは自分が一番わかっている.

 

自分は自分である.

自分に言い聞かせよう.

 

 

誰でも取れる!博士号!

某国立大学の工学系の場合は

博士号を取るためには下記の2点を満たせば簡単に取れる!

 

1.査読付き国際学会の採択

2.査読付き論文誌の採択

 

だいたいはそれぞれ1件以上の採択があれば良い!

場合によってはこれらの条件も入らない場合もある!

意外と簡単!

 

 

 

 

 

とは言ったものの

これらをクリアできるのは多分に所属する研究室の経済状況に依存する.

研究室の資金が潤沢であれば問題はない.

 

 

私が所属している研究室は資金が驚くほど潤沢である.

自分はあまり進捗が出ない方ではあるが,やる気があるときに一気に実装->実験->結果と出すことができた.

 

工学系といったものづくりが基本となる研究分野において一番時間の無駄となる工程はものづくりそのものである.

一番楽しい時間ではあるが,研究は作ったものを用いて実験を行わなければ意味がない.

もちろんアイデアから何からすべて他者に作って貰え!といっているわけではない.

ただ,自らの手を動かすのではなく,機械に作らせたり購入するといった手法を取ることが一番効率的である.

自分の場合は開発したシステムの主要な部品は自作することもできた.資金が潤沢ではない研究室では自作させたであろう部品である.しかし,自分は発注をかけて部品を作ってもらった.発注から納品までの間は自分の手が開くので,システムの他の部分の設計や製作・実験の考案に注力することができた.

 

論文は考案したシステムを開発し,それを用いて実験を行い,考察を行ったのちに始めて出来上がる.

できる限りこの時間を短縮するためにはシステムの開発時間を削る他ない.

 

博士号を取りたいと思っている人は,研究室を選ぶ際に

1.自分のやりたい研究

2.その研究室の経済状況

の2点をまずは満たすか否かを確認したのちに決めてほしい.

この2点を同時に満たす研究室は少ないかもしれない.

やりたい!だけでは難しいのが現実である.

逆にこの2点が満たされれば博士号は驚くほどEasyである.

(もちろん論理的思考といった論文執筆の素養も必要だが)

 

これから博士号を取りたいと思っている方がいたら

熱意を持ちながらも冷静に研究室を決めてほしい.